飯塚様の
精工舎・SEIKOSHA 柱時計 8日巻き
ゼンマイ式の振子時計(ボンボン時計)修理
丁寧に丁寧に時間をかけ、汚れだけ落としました。
単板の木目に包まれた時計、それはご覧の通り
「物」にあらず「命ある存在」です。
当然の「消耗品」として作られ、また扱われてきた時計ですが、
今は違います。大切な、かけがえの無い存在になりました。
何よりも時計の寿命を延ばすべく、丹念に点検調整しますが、
それぞれの機械の磨耗状態に合わせた潤滑油を選ぶ事で、
製造時のより調子よく生まれ変わることが少なくありません。
今回も時報のゼンマイがほどけて鳴らなくなってから後更に
何日も何日も、時計は動きつづけます。
革を埋め込んだハンマーが鐘を鳴らします。
精工舎最初期の音色を受け継いでくれた、
ありがたく貴重なメカニズム。
ほぼ実物大の鐘です。
音色を言葉で表現するのはとても難しいことですが、
雄大に、しかし、心地よく。どこまでも、いつまでも、
余韻が残ります。
橋本時計店では、古いセイコーの柱時計(ゼンマイ式振り子時計)、精工舎(SEIKOSHA)の掛時計はもちろん、舶来時計と呼ばれた小さな南京虫(ゼンマイ式アンティーク腕時計)のオーバーホールから、大きな大型振子時計(フロアクロック、ホールクロック別名グランドファーザークロック)の出張修理。また、ウォルサムなどの懐中時計や昔の置き時計(ウエストミンスターチャイム)、鳩時計、柱時計の愛称(壁掛け)掛け時計、いわゆる古時計を修理します。更にブローバやオメガの音叉式腕時計。音叉掛時計やクオーツでない古いタイプの電子時計、電気時計もオリジナルを変えずに修復修理いたします。年中無休です。
20150315