■■懐中時計の修理 Ch.Hormann&Co(チャールズ ホルマン)
コロン商会/銀製(0.800)1860年台以降 小野様(東京都八王子市)
右に画像が続きます。→
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数十年前から、このような姿で修理を待っていた懐中時計。←
今、銀の柔らかな白い光沢を取り戻し、力強く時を刻んでいます。
しかし、この懐中時計はただものではありませんでした。
ストップウォッチを内蔵した、クロノグラフ付きの懐中時計です。
携帯できる時計でさえ珍しかった一世紀以上前に、どれだけ
貴重な存在だったのか、想像も出来ません。
もちろんこの時計を求めた方は、当時の日本を背負っただろう、
東京帝国大学の医学者でした。
★残念ながらオリジナルの針は、遠い昔に失われております。
Ch.Hormann&;Co(チャールズ ホルマン)
銀仕上げ専用の薬剤などを一切使わず、丁寧と時間だけを注ぎ、
銀の持つ柔らかな輝きと、金属磨きを使った場合失われてしまう
”テカりの無い”肌合いを、しっかり保っています。
橋本時計店では、チャールズ ホルマンのような古い日本製の商館時計(商会)はもちろん、舶来時計と呼ばれた小さな南京虫(ゼンマイ式アンティーク腕時計)のオーバーホールから、大きな大型振子時計(フロアクロック、ホールクロック別名グランドファーザークロック)の出張修理。また、ウォルサムなどの懐中時計や昔の置き時計(ウエストミンスターチャイム)、鳩時計、柱時計の愛称(壁掛け)掛け時計、いわゆる古時計を修理します。更にブローバやオメガの音叉式腕時計。音叉掛時計やクオーツでない古いタイプの電子時計、電気時計もオリジナルを変えずに修復修理いたします。年中無休です。
20150313