■ＳＥＩＫＯ・ＫＳ（キングセイコー・４５０２Ａ）手巻き　２５ＪＥＷ　■アンティーク腕時計修理

手巻腕時計では、ゼンマイ部分の破損が最大の問題です。
０．３ミリ厚の歯車外周壁に０．１５ミリの断面が台形の
替え歯挿入溝を掘り、スライド固定します。
言葉では簡単ですが長時間の肉体的、
神的苦痛と戦うことになります。

日付を瞬間的に変える為の特殊機構です。
日本では、ＳＥＩＫＯの数機種だけ搭載されました。
日付のリングが同心円ではなく、変芯
（オーバーハング）された位置にあるのは極めて異例で、
世界でもおそらくこの時計だけではないでしょうか。
「少しでも見やすく、美しく」究極業です。

生き残ったGS、KSの多くは、リューズを取り替えられ、
マークを失っています。防水性を持たせる為仕方ないとはいえ
Oリングを交換すれば、オリジナルのまま製造時の新品以上に
防水性を持たせることが出来るのです。（全機種に対応）
このキングセイコーもフルオリジナルの姿ですが、
完全防水の時計に復活です。

橋本時計店では、クオーツ以前の、初代グランドセイコーやキングセイコーのリューズを、オリジナルのまま防水加工することで、ＧＳ、ＫＳのエンブレムを失わない修理をするのはもちろん、舶来時計と呼ばれた小さな南京虫（ゼンマイ式アンティーク腕時計）のオーバーホールから、大きな大型振子時計（フロアクロック、ホールクロック別名グランドファーザークロック）の出張修理。また、ウォルサムなどの懐中時計や昔の置き時計（ウエストミンスターチャイム）、鳩時計、柱時計の愛称（壁掛け）掛け時計、いわゆる古時計を修理します。更にブローバやオメガの音叉式腕時計。音叉掛時計やクオーツでない古いタイプの電子時計、電気時計もオリジナルを変えずに修復修理いたします。クオーツ時計でも、製造メーカーが修理を終えた古い腕時計を、部品を新調して修理致します。電池交換は全て即日渡し。年中無休です。