■懐中時計の修理 F.RETZ(レッツ商会)桑田様/銀製(0.800)
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切れたゼンマイはこのように修復し、また組み込みます。
何十年前でしょう、動かなくなってしまってから、しかし大切に大切に受け継がれて来ました。
おじいさん、そしてお父さんも、終に見ることが出来なかった曾祖父の元気な時計の姿です。
今は柔らかな白い光沢を放っていますが
ほとんど黒色だった銀のケースです。
新たな傷を付けないことはもちろん表面
に残されている細やかな状態はそのまま、
擦り傷さえ磨き取らないで仕上げます。
写真は整備調整前の状態。この後2種類の特別な潤滑油により仕上げられます。
20161205 修理履歴 オーバーホール
橋本時計店では、F.RETZ(レッツ商会)のような日本製の金や銀のケースに入れて売られた古い懐中時計、いわゆる商館時計はもちろん、舶来時計と呼ばれた小さな南京虫(ゼンマイ式アンティーク腕時計)のオーバーホールから、大きな大型振子時計(フロアクロック、ホールクロック別名グランドファーザークロック)の出張修理。また、ウォルサムなどの懐中時計や昔の置き時計(ウエストミンスターチャイム)、鳩時計、柱時計の愛称(壁掛け)掛け時計、いわゆる古時計を修理します。更にブローバやオメガの音叉式腕時計。音叉掛時計やクオーツでない古いタイプの電子時計、電気時計もオリジナルを変えずに修復修理いたします。年中無休です。