山崎様の
アンティーク・クロック
SEIKOSHA(精工舎)座敷時計 スリゲル掛時計
15日巻き
↓下に画像が続きます。
時計の形は保っていましたが、前面ガラス枠の四隅4個所全てが折れていて、
触ると崩れるようにバラバラに。壁から落とした時、ガラスが割れなかったのは奇跡。
接着剤は補助的として、木ネジを別作して組み上げました。
昭和2年、昭和五年、昭和九年と読める、修理して頂いた時のサインです。
壁から床に落としてしまい、20年間動かぬままの時計でしたが、
ゼンマイの最後の一巻きまで動き続けるほど元気になりました。
これは、作られた100年前の新品以上です。一部に腕時計用の超
高性能オイルを使い、数百個所の歯車の噛み合わせまでも丁寧
に点検整備したことの成果です。また、ゼンマイを巻き上げる時の
その感触も格段に滑らかになりました。これは、部品の信頼性が
飛躍的に向上したことを意味します。
ほぼ実物大の鐘です。100年ほど前の時計ですが、
重厚な音色ではなく”さわやかな”響きです。
橋本時計店では、スリゲル掛時計という、100年前に作られた古いSEIKOSHA(精工舎)の座敷時計(ゼンマイ式の振子時計)はもちろん、舶来時計と呼ばれた小さな南京虫(ゼンマイ式アンティーク腕時計)のオーバーホールから、大きな大型振子時計(フロアクロック、ホールクロック別名グランドファーザークロック)の出張修理。また、ウォルサムなどの懐中時計や昔の置き時計(ウエストミンスターチャイム)、鳩時計、柱時計の愛称(壁掛け)掛け時計、いわゆる古時計を修理します。更にブローバやオメガの音叉式腕時計。音叉掛時計やクオーツでない古いタイプの電子時計、電気時計もオリジナルを変えずに修復修理いたします。年中無休です。
20150315