★山下様(横浜市)
SEIKOSHA(精工舎) 8日巻 ゼンマイ切れ
アンティーク置時計修理
ずたずたに切れてしまったゼンマイです。
中心部の加工は一番難しい作業ですが、このように再生されます。
半世紀以上前に付けられた潤滑油は、ざらついた固体にまで劣化しゼンマイが機能しない状態になっています。
時間をかけて丁寧に磨いた後、つるつるの鋼鉄表面が戻ります。
うまく写りませんでしたが、両端部分は見たことも無い入念な鏡面仕上げが施されていて、この時計の「生まれ」を思い浮かべずにはいられません。
時計に匹敵するほど大きな鐘がこの精工舎の音色を物語ります。最も小さな振り子式の置き時計からは想像もできない深く上品な響きです。
高さ23.3 最大巾17.6
この精工舎に添えられていた「しおり」です。
いい時代?・・・・・電話番号を・・・試してみたくなります。
橋本時計店では、古いSEIKOSHA(精工舎)のゼンマイ式置時計はもちろん、舶来時計と呼ばれた小さな南京虫(ゼンマイ式アンティーク腕時計)のオーバーホールから、大きな大型振子時計(フロアクロック、ホールクロック別名グランドファーザークロック)の出張修理。また、ウォルサムなどの懐中時計や昔の置き時計(ウエストミンスターチャイム)、鳩時計、柱時計の愛称(壁掛け)掛け時計、いわゆる古時計を修理します。更にブローバやオメガの音叉式腕時計。音叉掛時計やクオーツでない古いタイプの電子時計、電気時計もオリジナルを変えずに修復修理いたします。年中無休です。
20161205 修理履歴 オーバーホール